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厄物語


ぐるンぐるンと一回転。


    ループした神様のハナシ。




其の身を満たす数多の厄災(やく)を
腐食の風に流しませう【果てに流して魅せませう】
君、徒(いたづら)に迷いなさるな【迷はぬことだ】
此処は厄神(わたし)の通り路(みち)【罷り(まかり)路(みち)】

錆びつく指に絡みつく声
藁にも縋る幸福(しあはせ)を
「差し上げましょう」にこり、と笑う
彼女は空(カラ)を踏み躙る

右手に幻影(ゆめ)、左手に虚空(そら)を
掲げ嗤うは狂い雛(びな)
屑の星舞う世界に祈る
"仮初ならば、砕け散れ"

彼岸の地に咲く紅い花
私を導け
やがて、黒く沈み逝く
厄を想へ、と
―永久(トコシヘ)― 閨(ねや)に響く唄は
終りを識(し)らずに
そっと、色を喪ひて
朱(あけ)を染めた


螺旋階段下りては上り
一段飛ばし、やり直し
"昔話を語る少女"(カノジョ)が紡ぐ唯一の真実(ことば)

"最大多数の最大幸福(ギセイヲ・ハラフ・コウフクロン)"

此岸(しがん)の地を見詰める双眸(め)には
何も映らない
其れは 黒に落ちて逝く
一欠片の――――
―瞬(マタタキ)― 樹海(うみ)に棄てた詩(うた)は
始まりを告げず
そっと、頬を濡らしては
白に消えた

永遠(とはに)、回々(ぐるぐる)、果て無く踊る
ヒトツヒトツと消えていく
不問(とはず)、狂々(くるくる)、望まず踊る
眠らぬ厄は夢を視た

彼岸の底に還る宵(よる)は
願ひの亡骸
細い腕で抱き締めた
儚き面影(かげ)を
―輪廻(メグリテ)― 明日(あす)に帰る歌は
全てを忘れて
そっと、流れ融けていく

厄を告げた―――――




+++++++++++



2010.08.
C78にて、A-HEADさんのとこから出たアルバム「終音」に収録されている「厄物語」の作詞をさせて頂きました。
別名雛ちゃんめげない物語。嘘です。

完成に半年かかったという曰くつきのシロモノ。環境の変化とか色々挟んでてドタバタしてたのもあるんですが。


いなみに【】内はその前のフレーズのボツ案。折角なので載せてみる。


私の中では、鍵山 雛という人物は、元は人間だったという二次設定があります。
(に、二次設定ですから妄想するのは許して…!!)
超然としているのではなく、何処か間の抜けた、人間らしさが残る神様。
嘗て人であったが故に人に与し、人の厄を負い、流す。
時に人と神の越えようも無い境界に苦しみ、輪廻から外れた存在である己が身を呪う。



要するにうじうじ悩んだり泣いちゃったり自己嫌悪に陥っちゃったりする雛様とかよくね?て話ですよ、ええ。




うまいこと、厄神様のぐるぐる感が出ていればいいなあ、と思います。

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